親父の独り言

明日、７月１日からタバコが値上がりする。


ニュースを見ていると「これを機会に止めようと思う」などと、情けないコメントが多かった。

ところで「これを機会に・・」ってどんな機会だ？


たかだか一箱３０円の値上がり。


俺なんか２箱以上吸うから、一日６０円！一ヶ月で１８００円以上の出費になるのだが、全然気にならん。



大体いい年こいた男が１８００円で騒いではいけないのである。


近年、やれ体に悪いから禁煙だの、家計に優しくないから止めようなどという風潮が当たり前になっている。

俺は言いたいね、じゃあ最初から売るなよ！

俺はタバコを止めよう！なんて一度も考えたこと無い。

止める理由が見つからん！！



月２万もタバコに遣うの勿体ない？

いやいや、その分寝ないで稼げばイイじゃん！

体に悪いよ？

若い頃、もっと体に悪いことしてたぞ！

廻りに迷惑が掛かるよ？

禁煙場所では吸わないし、ポイ捨てだって絶対しません！



例えば、この頃ガソリンの高騰が際だっているが、二年前は３０円くらい安かった。

通勤で５リットル使う人が居るとして、一日１５０円の負担になる。

でも、燃料入れなければ車は走らないから、入れる。



俺の場合、タバコを吸わなきゃ仕事が出来ん！

だから値段が上がっても、吸うんだな。



だからさ、値段が上がったからって禁煙を勧めたり、禁煙したからって偉そうにするのは止めて欲しいのである。


タバコを吸う人は悪人？吸わない人は善人？

冗談じゃない！



国に金が無いからって酒だのタバコだの嗜好品の税金を上げている政治家！

それに助長する医者だの禁煙者！

なめんなよ！



親父の匂いってヤツは、タバコの匂いだぞ！



世間で何を言われようが、蔑まされようが、絶対にやめんぞ！








というか、やめられません・・・。

先日の朝、国道２０号線の渋滞にはまっていたら、電話が鳴った。


「後ろに居るの気が付いた」
と、昔一緒に仕事をしていた【○ん○ち】からだった。

「ごめん、みのさん見てた」
毎朝渋滞にはまるのだが、みのもんたの朝ズバッを見るのが習慣になって居るので、あまり廻りを気にしていない。

「この間ＰＣ買って、ＨＰ見たぞぉ」
トラック屋なんて所詮こんな程度、少々時代に乗り遅れがちだ。
彼も渓流釣りをするのだが、彼曰く適当に検索していたらウチのＨＰに辿り着いたらしい。
息子の写真を見て「甲州の渓流」が私の開設するサイトと知ったとのこと。
嬉しいような・・・恥ずかしいような・・・




「ところでさぁ、木札売れてる？」

「ん〜、ボチボチかな」

「ＨＰ見たけど、本当に買ってくれる人居るの？」

とても失礼なことを言う奴である。
まあ、道楽の延長でやっているので、価格は他店と比較してお得だ！
自分で言うのも変であるが、結構手が込んでいるし商品に対してある程度の自身があるような、無いような・・・。

でもね、有り難いことにリピーターさんが多いのは事実。


【○ん○ち】くん、君のために仕事部屋と木札の写真をアップするので、しっかり見てね。





写真：彫り屋(彫刻部屋)兼親父の部屋




写真：６月１５日〜１６日に依頼分の木札



毎日このくらい依頼があれば、もう一軒家が建つだろうが、そんなには注文ないんだな。
それに写真にある木札を仕上げるのに、金土日って寝ずに頑張った。

時間が掛かる割に、儲からない商売である。

でもね、物を作って誰かに喜ばれる事が嬉しいと思う今日この頃。


生活費はトラックで稼ぐ！木札の稼ぎは全て趣味と木札に注ぐ！

何時まで経っても裕福にはならんが、俺はそれで良いと思ってる。

東京サマーランド
http://www.summerland.co.jp/index2.html


テレビを見ていたら特集をやっていた。


カミさん：「あんた、久しぶりに行こうか？」

旦那の鑑：「ん！？ん〜」

カミさん：「気のない返事だねぇ」

悪戯坊主：「父ちゃん、行ったことあるの？」

カミさん：「あんたが生まれる前に連れて行ってくれたよ」

悪戯坊主：「そうだよねぇ、父ちゃんそういう場所嫌いだもんね」

カミさん：「あんた！久しぶりに行こうか！」

亭主の鑑：「ん、ん〜・・・・」

カミさん：「気のない返事だねぇ、たまには子供と一緒に遊んだら？」

親父の鑑：「ん、ん」

悪戯坊主：「カアチャン！父ちゃん行くってよ！」
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カミさん：「何時行こうかねぇ〜」

と、行くとも言っていないのに、盛り上がる二人


行きたくないなんて言っていないし、水を差すつもりもないのだが
さっきからもの凄く気になっていることが有るのだ。





あのさ、俺、「サマーランド」行ったこと無いんだけど・・・。

バカ親父、来年はとうとう４０の大台だっ。


１０代、２０代の頃には四十になるなんて考えもしなかった。



そりゃあ〜その頃は、遊びに遊んだ。

毎日、一緒に寝る人は違うし、毎晩フラフラと出掛けるし、おまけに仕事らしい仕事をしてなかった。



今日仕事場で、そこの従業員とこんな話があった。

従：「たまには若い女と遊びたいなぁ」

俺：「面倒くさい」

従：「またまたぁ、格好つけちゃって」

俺：「だってさぁ、金使って遊びに行ってもつまらないぞ」

従：「飲みにとか行かないの？」

俺：「一生分、若い頃遊んだから行かないよ」

従：「毎晩何してるの？」

俺：「寝てます」

従：「楽しい？」

俺：「若い頃より今の方が１００倍充実してるよ」


と、言う具合で話しが進んだのが、気が付いたことある。



普通の方からすれば、つまらない男だと思われるかも知れないが、俺からすると従業員さん達の方がつまらん人生を送っているような気がする。

肉体的にも精神的にも若い頃遊ばず、今になって遊び出す。

そりゃあ、若い頃好き放題のことをしていれば、この年になって仕事や金銭の苦労は付きまとう。

でも・・・

「あの頃遊んでおけば良かったなぁ」

「若い頃好きなことすれば良かったなぁ」

と、言うことは無いのである。



なので、若い頃使いすぎてとうとう役立たずになった。

２つ使い道があるが、現在ではほとんど一つの機能しか果たさない！

まっ、いいか！！

俺は家の中では仕事以外に何にもやらん！


知る方は知っているだろうが、かなぁ〜り『亭主関白気取り』なのである。

あくまで気取りで、実際はカミさんの手の上でころがされていることは自他共に認めている。



で、晩飯を食い終わり食後の一服。

カミさんは隣の部屋で洗濯物を畳んでいる。

タバコとライターは、俺の座って居る位置から２メートル。


タバコを吸いたい・・・でも、取りに行くのが面倒だ。




「おい、タバコ取れ！」

と、威圧的に言えばカミさんも文句を言いながら取るのであるが
今日は平和的に解決しようと考えた。



こちらの部屋に呼び込み、ついでにタバコを取らせようと企んだ。

「カアチャン、ニュース見ろ見ろ！」

「凄い事件やってるぞ！」



「あんた、タバコぐらい自分で取りな！」


流石だ、旦那の考えることはお見通しのようである。



因みにタバコはどうしたのか？

息子を２階から呼び、取らせました。ハイ。

先日、東京の大きな会社の会長さんが木札を依頼に来たのだが、その木札が仕上がり、本日わざわざ取りに来て下さった。


２回目の訪問であることから、お互いに遠慮しなくなっている。


ふと会長が、「初めてあった時に思ったんだけれど、昔、遊び人たっだでしょう」と、言った。

「ええ、そこそこ遊びましたねぇ」

「雰囲気が見え隠れしてますよ」

「照れますねぇ」

決して照れてはいけないところだが、ハッキリ言われたので照れた。



「ところで会長さん、こんなに沢山の木札どうするんですか？

「置屋で配るんですよ！」

「な、なるほど！遊び人ですねぇ」

私の倍も人生を歩んできた人に失礼だが、思わず口に出た。



年齢差もあるし、人間的にも大きな差がある。

私が会長さんの歳になった時、果たして同じことが出来るだろうか？

一代で従業員を百人以上育て上げ、会長職になった現在でも現役、その上精力的に活躍されている。

若い頃きっと多くの苦労されたのだろう、顔のしわが語っていた。




でもね、カミさんがこの会話を聞いていて、帰られた後に一言。


「男ってどうして、年取ってもああなのかねぇ」

それはね、男だから・・・。