親父の独り言

　
先週末から遊んでばかりいた結果・・・

以下のようになりました。





木札の注文が殺到し、現在進行中（漆塗り）の木札が写真にあるだけで
３７枚もあります。

明日は朝から８枚彫って塗りの作業に移行します。



当分釣りへ行けません、つーか、行きません、多分・・・

不景気の昨今、こんなに仕事を戴けることは本当にありがたいことです。



気合い入れてがんばるぞぉ〜〜〜

皆さん！渓流釣りもあと僅かになりましたね。


週末土曜日は鮎で日曜日は最後の渓流釣りへ行こうと思ってます。



ところで私事なんですが、この時期になるとＨＰ（彫り屋）を
リニューアルしたくなるんですね。

毎年のことで癖になってます。



今年は黒を基本に作ってますが、果たして完成するのはいつの事やら・・


やり出したので最後まで作ります。

気合を入れて作ります。

で、５年くらいはリニューアルしません！




多分・・・。

今月に入り少し「彫り屋」の仕事が落ち着いてきたと思って余裕でいました。

まあこの時期は「トラック稼業」が忙しいので、丁度良いんですけど。



でも先週末から何故か「彫り屋」さんも忙しくなり始め、お得意様でもある会長さんからも期間限定で依頼が来てしまい時間が無いんです。

いくら従業員が数百人いようとも、海外に幾つも工場を持っている会社の会長さんだからって忙しいときには断っています。

例えば総理大臣だろうと、アッチの世界の方だろうと１秒でも早く注文を戴いた方が優先なんです。

だから何時まで経っても出世しないのかも・・・。

世間ではお金を多く頂戴できる方とか、自分の得になる人間の傘に入って生きている人が多いですが、私には出来ません。

言葉は悪いですが、媚を売ることは性格上出来ないんです。

万が一傘に入ってしまても、飛び出して雨に濡れて生きていくのが好きなんです。


さてさて、この会長、息子さんに経営を任せ事実上はご隠居さん。

夜な夜な芸者遊びなんぞを・・・。

でね、この芸者さん達は山梨に居るような芸者（誤解があったらスンマセンがションベン芸者とも言われてます）じゃなく、しっかりと芸をする芸者さんなんです。

実は先月も急ぎで木札の依頼を受けたのですが、国立劇場の舞台に立つので帯に木札を吊したいとのことでした。

今回の依頼はどういう経緯なのか聞きませんでしたが、多分同じ様な感じではないかと思います。



でね、昨日の事なんです。

トラック稼業を早く終えて「彫り屋」の仕事に取り掛かろうと思い昼飯抜きで走っていました。

が！

トラックが壊れました・・・。

釣りをする方なら解ると思いますが、笛吹川と釜無川が合流する「富士川大橋」を渡っていた時の出来事です。

橋の中心に向い若干の上り坂。

元気よく５番で全開！がっ失速！気合いを入れて４番へ・・・。

ん！？

クラッチが軽い？と思った瞬間ギアを抜くと違和感が・・・

ゴクゴク

あれっ？？？？入らない？？？？

橋の頂上付近でクラッチが抜けました。スカスカ状態です。

人間って不思議なもので、こんな時は頭の回転がもの凄く速くなります。

ん〜、ギアが入らんから止まったら動けん。
ん〜、惰性で広いところまで行っちゃおう。
ん〜、ディーラーへ電話しなくちゃ。
ん〜、レッカー何処がイイかなぁ。
ん〜、この暮れに来て金が掛かるなぁ。

などと、数秒間のウチに頭に浮かぶんですね。


何とか惰性で脇へ寄せ、恐る恐るトラックの下を覗き込むとオイルが年寄りのションベンみたいに流れているじゃアリマセンカ！

車好きの方なら解ると思いますが、クラッチは油圧で動かしています。
昔の車などはブレーキも直（ワイヤーなど）で動かしていたので重いんです。
※大型車はエアーです

クラッチは自動調整と任意で調整するタイプがあります。

私が乗っているイスズは後者で、油圧のシリンダーからシャフトが延びていてそれにネジが刻んであり調節出来るようになっているんですが、シリンダーごと無い、無い、な〜〜〜〜い。

困りました。

その後、動けないのでサービス車が到着するまで腹は減るし、ションベンはしたくなるし・・・。
そういう日にかぎって朝飯食ってない。

元請けに電話したら荷物は今日の納期ばかり。

荷物は他の車を呼んで急ぎの荷物を積み替え、修理に１時間半。

結局家に帰ったら真っ暗け。



晩飯食って、風呂入って木札を作り出し、寝たのが朝４時。

つーことは、今日は寝てません。

流石に４０時間以上起きていると死にそうです。

今日の昼飯の時に箸持ったまま意識が飛びました。


ブログなんか書いてないで寝ろよぉ
って言われますね。


そうします。お休みなさい。

昨日、少しは更新しようと決めたがネタが無いっす。


そこで、新モンキチ小屋でも紹介しよう。


因みに「新・モンキチ小屋」とは？

彫り屋で販売している木札に漆を盛りつける部屋なのですが
実は趣味の渓流釣りの道具なんかが置いてある。

要は仕事は立て前であり、ホントのところ親父の別宅なんですよ。

趣味や自分の時間だけを過ごすために小屋など贅沢なので
一応は仕事もしている訳ですね。



【写真：外観】

現場とかで使用する「スーパーハウス」です。

何故「プレハブ」にしなかったというと、山梨は東海地震の想定震源域の中に入っています。
この「スーパーハウス」クレーンで釣り上げても壊れない、曲がらないという頑固な代物で、潰れることはまず考えられません。
もし地震があり家が倒壊しても、この部屋だったら親子三人だったら十分寝られます。
避難場所（体育館）も有りますが気疲れしてしまうし、何かと不便です。
そんな訳で外観は多少悪いですが、思い切って買ったんです。

大きさは８畳で、重さは２トン超。

友人が営んでいるクレーン屋に移動と設置を依頼しました。

因みにその友人の会社は「ノジマデンキ」を建てるときに専属で入っていて現在クレーンなどを４０台所有してます。

社長の人相は余り宜しく有りませんが、仕事はする男です。



【写真：番犬】

見知らぬ人が来ると帰るまで鳴き続ける特技を持っています。




【写真：入り口】

少しごちゃごちゃしていますが、木札を磨いても埃などが中に入らないように仕切って有るので狭く感じます。



【写真：部屋の中−南】

机は自分の座高の高さに合わせて作りました。
厚さ３０ミリで長さは２．８メートルの一枚板は結構高かったです。



【写真：部屋の中−北】

勿論、棚も自分で作りました。
仕事の部屋なのに釣りのベストとか、タモのスペースが一番ありますね。


写真で見ると狭く感じますが、大人５〜６人は十分座れて与太話が出来るスペースです。



男ってヤツは自分のスペースを持ちたい！ってのが本音でしょう。

子供やカミさんに干渉されない場所。
※我が家では母屋でもこれといって干渉は無いんですが・・・。

趣味の道具を入れ、それを見ながらニンマリ。

こんな事が明日の活力となるわけです。



因みに今回引っ越しするまでの金額は三桁にのってしまいました。

小屋：中古なので５０万はしなかったですが、実はハウスを買った場所の
　　　専務が後輩の友人でかなり安くして頂きました。
設置代：クレーンや搬入車両代を含んで１０万くらいですかね。友人特価。
電気：地区の区長が電気屋なんで特価でやってもらいました。
　　　きちんとブレーカーや絶縁処理もして貰いました。

あとは防火のカーペットや机の材料などです。





だからどうした？って言われても困りますけどね。

今年中、いや、１２月初旬には「彫り屋」をリニューアルする予定と
前日発表したのだが・・・


こちら

を見ると情けないかな進まない。


虫食いだらけのサイトで、あっちのページに手を入れれば
こっちのページも気になる。


ＳＳＬをきちんと使用するために、様々な対策を練ったり
元々センスが無いものだから頭の中は爆発寸前！

現在２７０ページ、ファイル数１４８６なのだけれど
完成には１．５倍くらいのページとファイル数になる予定だ。


因みに新しいドメインは「Kifudaya.com」取得はしたけれど
未だ発信出来ない状態・・・。



果たして終わるのか？

この時期になると、釣りが終わり少し時間に余裕が出てくる。


秋祭りに使用する「喧嘩札」の予約注文も減り始め
彫り屋も少し暇になり、夜に自分の部屋で過ごす時間が多くなる。


で、昨年暮れに「彫り屋」サイトリニューアルをしたのだが
何故か今年も初めてしまった・・・。

車と同じで、飽きてくる。

いくら気に入った車でも、いくら頑張って作ったＨＰでも
時間の経過には勝てない。

惰性で行くのか？それとも心機一転で新しくしてしまうのか？
私の場合、夫婦生活以外は後者を選択する場合が多いのだ。




全て変えてしまうと、折角リピーターになって頂いた顧客様に悪いので
今までの雰囲気をそのままに、全ての画像とページ内容を変更している。


で、毎年気が付く事がある。


ページ数・・・


今回はサイト内総ページ数、４５０ページ！

一日１ページで一年半掛かる計算になる。


果たして正月までに終わるか？

ようやく自分の時間が持てるようになったのに
結局、自分から仕事を増やしてしまった・・・。

先日、東京の大きな会社の会長さんが木札を依頼に来たのだが、その木札が仕上がり、本日わざわざ取りに来て下さった。


２回目の訪問であることから、お互いに遠慮しなくなっている。


ふと会長が、「初めてあった時に思ったんだけれど、昔、遊び人たっだでしょう」と、言った。

「ええ、そこそこ遊びましたねぇ」

「雰囲気が見え隠れしてますよ」

「照れますねぇ」

決して照れてはいけないところだが、ハッキリ言われたので照れた。



「ところで会長さん、こんなに沢山の木札どうするんですか？

「置屋で配るんですよ！」

「な、なるほど！遊び人ですねぇ」

私の倍も人生を歩んできた人に失礼だが、思わず口に出た。



年齢差もあるし、人間的にも大きな差がある。

私が会長さんの歳になった時、果たして同じことが出来るだろうか？

一代で従業員を百人以上育て上げ、会長職になった現在でも現役、その上精力的に活躍されている。

若い頃きっと多くの苦労されたのだろう、顔のしわが語っていた。




でもね、カミさんがこの会話を聞いていて、帰られた後に一言。


「男ってどうして、年取ってもああなのかねぇ」

それはね、男だから・・・。